ジャーナリングノートの選び方|続けやすい1冊の条件
Q. ジャーナリングのノートはどう選べばいい?
A. 「薄さ・綴じ方・日付の有無」という3条件を基準に選ぶと、途中で投げ出しにくくなります。どんなノートでもいいという前提を踏まえつつ、自分に合う1冊の条件を解説します。
「ジャーナリングを始めたいけれど、ノートは何でもいいと聞くと逆に迷ってしまう」。そう感じて立ち止まっている方は少なくありません。実際、特別なノートでなくても実践はできます。ただ、同じように始めても続く人と続かない人がいるのは事実です。この記事では、YouTubeで発信するジャーナリング実践者たちの工夫を手がかりにしました。続けやすいノートに共通する条件を整理しています。タイプ別の選び方と、朝の香りを「書き始めの合図」にするMe-Kouならではの習慣もあわせて紹介します。Me-Kouの天然お香はオンラインショップ、またはLINEからお気軽にお問い合わせいただけます。
この記事でわかること
- 「ノートは何でもいい」と「それでも1冊選ぶ基準」が両立すること
- ノート選びの4つの基準(サイズ・フォーマット・紙質・綴じ方)
- 続けやすいノートに共通する「挫折しにくい設計」の3条件
- タイプ別に見る、自分に合うノートの選び方
- 香りを書き始めの合図にする、朝のジャーナリング習慣
そもそも「ノートは何でもいい」は本当?
結論から言うと、ジャーナリングのノートに決まった正解はありません。手元にある紙とペンで、今日から始めることができます。
実際、ジャーナリングのやり方でも紹介したとおりです。ノートとペンは、特別なものでなくても十分というのが基本の考え方です。書き始めるハードルを上げないことの方が、ノート選びよりずっと重要になります。
ではこの記事で、なぜ改めて「ノートの選び方」を扱うのか。理由は、同じように始めても続く人と途中でやめてしまう人がいるからです。ノートそのものが続く・続かないを決めるわけではありません。それでも、続きやすいノートと続きにくいノートには、確かに傾向の違いがあります。何でもいいと分かったうえで、それでも1冊に決めたい方。続けやすい工夫を知りたい方。そんな方に向けて、ここでは選び方の基準を具体的に整理します。
ノート選びの4つの基準|サイズ・フォーマット・紙質・綴じ方
ノートを選ぶときに見るべき基準は、サイズ・フォーマット・紙質・綴じ方の4つです。どれが正解ということはなく、自分の書き方の癖に合わせて選びます。
文具メーカーのマルマンも、ジャーナリング向けノートの選び方を紹介しています。薄いドット方眼罫や3mm方眼罫、持ち歩きやすいA5・A6サイズが選ぶポイントだそうです。4つの基準を、下の表で一度に比較してみましょう。
| 基準 | 選択肢 | 向いている人 |
|---|---|---|
| サイズ | A5(標準)/A6・新書サイズ(携帯重視) | 外出先でも書きたい人はA6、机で広げて書きたい人はA5 |
| フォーマット | 無地/方眼・ドット方眼/横罫 | 自由に書きたい人は無地、図やマインドマップも書きたい人は方眼 |
| 紙質 | なめらかでインクがにじみにくい紙/厚手で裏写りしにくい紙 | 万年筆や筆圧の強い人は紙質重視、持ち運び優先ならやや薄手でもよい |
| 綴じ方 | 糸綴じ・無線綴じ(保管向き)/リング製本(開きやすく破りやすい) | 書いたページを残したい人は綴じ、気持ちを書いて手放したい人はリング |
ページ番号や、月ごとの振り返りページが付いているノートもあります。書いた内容を後から見返したい方は、こうした機能もあわせて確認してみてください。
色やデザインも、実は軽視できない基準です。文具専門メディアの比較記事でも、気分が上がるお気に入りの色を選ぶことが紹介されています。それも選び方の1つです。機能面の4基準で絞り込んだあとは、見た目の好みで最終的な1冊を決めてよいでしょう。見た目が気に入っているノートほど、手に取る回数そのものが増えていきます。
【Me-Kou独自】続けやすいノートに共通する3つの条件
続けやすいノートには、「挫折しにくい設計」という共通点があります。YouTubeで発信する複数のジャーナリング実践者の使い方を見ていくと、3つの工夫に集約されました。カギは、薄さ・綴じ方・日付の有無の3つ。
①薄くて、使い切れる
ジャーナリング発信者の動画では、1冊110円の薄いノートが紹介されていました。デザインの豊富さに加えて「使い切りやすさ」が理由として挙げられています。ノート1冊を最後まで使い切る感覚が、続けられたという達成感につながるとのことです。厚みのあるノートを「最後まで埋めなければ」と意識してしまうと、逆にプレッシャーに。薄さは、見落とされがちな選択基準です。
②リング製本で、書いたページを気軽に手放せる
リング製本のノートは、書いたページをビリッと一枚破って捨てることができます。ネガティブな気持ちをそのまま書いたあと、破って丸めて捨てる人もいます。その動作自体が、気持ちを手放す行為として機能するという声もありました。途中で続かなくなっても、日記やメモ帳として使い道を変えられる柔軟さも利点です。
③日付が印刷されていない、日付フリーのノート
3年日記のように日付がすでに印刷されているノートは、書けなかった日の空白がそのまま目に入ります。ある発信者は、日付が固定された日記で挫折した経験があります。そこで、日付を自分で書き込むフリー形式のノートに切り替えました。すると、空白を気にせず続けられるようになったそうです。1月5日の次が1月13日になっても、気にせず再開できる自由さが、続けるための工夫になっています。
私たちもこの3つの条件を軸に、手元にあるノートをいくつか見直してみました。すると、厚みがあり日付も固定されたノートほど、最初の数ページで手が止まりやすいと感じました。逆に、薄くて日付が自由なノートなら、1行だけ書いて終わる日があっても気になりません。自然と、次の日も開く気になれました。「挫折しにくい設計」という視点は、気合いや根性論に頼らずに続けるための、実用的な手がかりになります。
タイプ別|あなたに合うノートの選び方
続けやすい条件が分かったら、自分がどのタイプに近いかでノートを決めます。大きく3つのタイプに分けられます。
これから始める方
まず試してみたいという方には、薄手で罫線か方眼が入ったノートが向いています。100円ショップや大手文具店で手に入るシンプルなノートで十分です。書き方に迷ったら、罫線や方眼のマス目を目安に書き進められます。使い切ったら次を買うという軽さが、継続のハードルを下げます。
すでに習慣になっている方
数週間〜数ヶ月続いている方には、紙質にこだわった無地のノートがおすすめです。万年筆やインクの乗りが良いペンでも書きやすく、しおりが付いたタイプなら保管用としても使えます。新書サイズなら持ち運びやすく、外出先でも手が止まりません。
気分や用途で書き分けたい方
朝の気分・振り返り・アイデアメモなど、書く内容によって気分を変えたい方もいます。そんな方には、リング製本で紙がクリーム色がかったノートが向いています。破って捨てる前提で気軽に書けるため、重たい気持ちを吐き出す用途にも使いやすくなります。1ページを4分割して使う発信者もいました。朝の気分・今日の目標・振り返り・明日のテーマを、それぞれ書き分ける方法です。
私たちも試してみたことがあります。同じノートに朝のメモと夜の振り返りを一緒に書くと、どこに何を書いたか分からなくなる感覚がありました。時間帯や用途でノートを分ける、あるいはページの中で枠を分けるだけでも、書きやすさは大きく変わります。
| タイプ | 向いているノート | ポイント |
|---|---|---|
| これから始める方 | 薄手・罫線か方眼 | 使い切る達成感、低価格で試しやすい |
| 習慣になっている方 | 紙質重視の無地 | 書き心地が良く、保管しやすい |
| 気分で書き分けたい方 | リング製本・クリーム紙 | 破って手放せる、ページ分割がしやすい |
行動分析学の専門家も、習慣の定着についてこう解説しています。大きな目標を小さなステップに分解し、質を求めず形だけでも行動をなぞることがポイントだそうです。ノート選びも同じで、完璧な1冊を探すより、まず手に取りやすい1冊から始める方が近道です。
【Me-Kou独自】お香を「書き始めの合図」にする
ノートを開く前に、同じ香りのお香に火をつけることを合図にすると、書き始めるまでの迷いが減ります。香りは嗅覚を通じて、感情や記憶に関わる脳の部位に直接届くと言われています。
朝のルーティンに組み込みたい方もいるでしょう。モーニングルーティンの作り方で紹介した「最初の1行動を固定する」という考え方と同じです。お香に火をつけ、香りが立ち上がる数十秒の間にノートとペンを用意する。この流れを決めておくと、「さあ書くぞ」と気負わずに書き始められます。
ノート選びに時間をかけすぎてしまう方もいます。一人時間の過ごし方や自分と向き合う方法でも、同じ感覚を紹介しました。「何も生産的なことをしなくていい時間」という感覚も参考にしてください。ノート選びより、まず1冊決めて書き始める方が、得られるものは大きくなります。
よくある質問
Q: ジャーナリングノートは何冊必要ですか?
A: 基本は1冊で十分です。朝・昼・夜と書く場面を分けたい場合のみ、用途別に複数冊使う方法もあります。ただし、冊数を増やすほど「どこに何を書いたか分からない」状態になりやすくなります。最初は1冊に絞ることをおすすめします。
Q: 無地・方眼・横罫、どれを選べばいいですか?
A: 自由に書きたい方は無地が向いています。図やマインドマップも書きたい方は方眼、文章を整えて書きたい方は横罫がおすすめです。迷ったら、罫線がうっすらと入ったドット方眼が、自由度と書きやすさのバランスが良い選択肢です。
Q: ノートは薄い方がいいですか、厚い方がいいですか?
A: これから始める方には薄いノートがおすすめです。使い切る達成感が得やすく、最後まで埋める必要があるという意識によるプレッシャーも感じにくくなります。すでに習慣化している方は、厚めの紙質重視のノートでも問題ありません。
Q: リングノートと糸綴じノート、どちらが続けやすいですか?
A: 書いたページを気軽に手放したい方にはリングノートが向いています。反対に、書いた内容を残して見返したい方には糸綴じや無線綴じのノートが向いています。どちらが優れているということはなく、書いたものをどう扱いたいかで選びます。
Q: 日付が印刷されたノートと日付フリーのノート、どちらがいいですか?
A: 最初は日付フリーのノートをおすすめします。日付が固定されていると、書けなかった日の空白が目について挫折につながりやすいためです。日付を自分で書き込む形式なら、空白を気にせず好きなタイミングで再開できます。
Q: ノートを途中で変えると、今までの記録とのつながりが途切れませんか?
A: つながりが途切れるわけではありません。ジャーナリングは、読み返すことを前提にしない書き方です。そのため、ノートを変えること自体に大きな問題はありません。むしろ、続かないと感じた時点で思い切って変えてしまう方が、挫折を防げます。前のノートは、無理に処分せず手元に残しておいても構いません。
Q: お香を焚きながら書くのはなぜいいのですか?
A: 香りは嗅覚を通じて、感情や記憶に関わる脳の部位に直接届くと言われています。毎回同じ香りを焚いてから書き始めてみてください。その香りが「書く時間」の合図になり、ノートを開くまでの迷いが減っていきます。
まとめ:ノートに正解はないが、続けやすい設計はある
ジャーナリングのノートに決まった正解はありません。ただ、薄さ・綴じ方・日付の有無という3つの視点を知っておくと、自分に合う1冊を選びやすくなります。
まずは手元にあるノートで構いません。もし続かずに悩んでいるなら、今日紹介した3つの条件に合うノートへ、思い切って変えてみてください。薄さ・綴じ方・日付の有無、どれか1つを見直すだけでも、感じ方は変わってきます。朝、お香に火をつけてから開く。その小さな合図から、書く時間を始めてみてはいかがでしょうか。
